単価ノート / 記事 05
特売の単価を、次の特売までの日数で割る
特売の日に多めに買うと、その日の単価は下がります。下がった分がそのまま残るかどうかは、次の特売までの日数で決まります。
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この記事は、値段の比べ方だけを扱います。 どの店のどの商品が安いか、という話は入れていません。

写真:Rimi supermarket at Kaunas Mega mall, 2025 aisle.jpg / Bdx / CC0
特売は同じ間隔で戻ってくることが多い。買う量の上限を決めるのは、次の特売までの日数。
特売で多めに買うのは、単価を下げるための行動です。安い日にまとめて買えば、100g当たりの金額はたしかに下がります。
ただしこれは、次の特売まで在庫がもつ場合の話です。もたなければ通常価格で買い足すことになり、下がった分はそこで戻ります。
特売の間隔を1回だけ数える
同じ品目の特売がどのくらいの間隔で来るかは、記録を数回つければ見当がつきます。毎週なのか、月に1回なのかが分かれば十分です。
間隔が分かれば、その日数ぶんだけ買えばよいことになります。それ以上を買うと、期限か置き場所のどちらかで無理が出ます。
買い足しが1袋入るだけで、平均の単価は特売価格から離れていく。足りるかどうかが結果を決める。
例として計算した値。特売198円/500g、通常268円/500g。買い足しありは (198×3+268)÷2000×100=43.1円。棒の長さは、いちばん長い53.6円を100%として値に比例させている。3本とも同じ倍率。
上の図は、特売で買った量が次の特売まで足りる場合と、足りずに通常価格で買い足した場合の、平均単価の違いです。
置き場所も費用のうちに数える
買い置きは場所を使います。場所が足りなくなると奥のものが見えなくなり、期限が切れてから見つかることが増えていきます。
見えない場所にある在庫は、無い在庫と同じです。数えられない在庫は、単価の計算からも外れてしまいます。
- 買う量の上限は、次の特売までの日数で決める
- 置き場所に入る量を超えたら、それは買いすぎ
- 奥に入れたものは、表に1行だけ書いておく
割引の表示そのものは、この帳面では判定しない
値引きの表示に問題があるかどうかは、この記事の範囲ではありません。ここで扱うのは、表示された価格を自分の使う量で割り直すところまでです。
表示の適否については、景品表示法の側で判断される話になります。買う側の手元でできるのは、割り直して比べるところまでです。
割り直した結果が通常価格と変わらないなら、その特売は自分にとっては特売ではありません。それだけの話として扱えば十分です。
特売の値段を記録に残す形
特売の日に買った記録は、通常の記録と同じ欄に書きます。別の欄に分けると、平均を出すときに足し忘れが起きます。
分けたいのは日付ではなく、価格が通常と違ったという事実です。だから価格の横に印を1つ付けるだけで足ります。
印が付いた行と付いていない行を並べると、その品目の値段の幅が見えます。幅が分かれば、次に買うときの基準ができます。
値段の幅を知ると、迷いが減る
同じ品目でも、値段には上と下の幅があります。この幅を知らないと、目の前の値段が高いのか安いのか判断できません。
記録が数回たまれば、幅のだいたいの位置が分かります。あとは、その幅のどのあたりかを見て決めるだけになります。
- 特売かどうかは、価格の横の印1つで足りる
- 記録が並ぶと、その品目の値段の幅が見える
- 幅が分かれば、目の前の値段を位置で判断できる
同じ品目でも、値段には上と下の幅がある。幅が分かれば、目の前の値段を位置で判断できる。
買わない、という選択も記録に残す
高いと判断して買わなかった日も、記録に残しておくと役に立ちます。次にその品目を見たときの、比べる相手になるからです。
買わなかった記録は家計簿には出てきません。だから単価の表のほうに、価格だけを書いておく形にしています。
SOURCE
- この記事は、割り算のしかたと記録のつけ方だけを扱っています。制度そのものの根拠は「単位価格表示は誰が決めているのか」に置いています。